国産ウクレレのトップブランド『フェイマス』のスタンダードクラスの上位機種でマホガニー単板トップの『FU-250/FS-6』と並ぶ人気の『FU-200』現行の『FS-5』です。 『FU』シリーズがゴールドラベルになったのが恐らく70年代後半、この個体はナット及びサドルがローズウッド製という初期の仕様であるため、40年近く前のウクレレだと思われます。 『FU-200』はコア合板仕様ながら非常に薄い合板のためカラッとしたコアらしい音色が特徴のモデルです。発売当時はモデル名の数字が価格を表わしており20,000円の定価設定でした。現行の『FS-5』になると税抜きで30,000円以上の定価になっています。 個体によりコア独特の杢目が違いますがこちらの個体はトップとバックに上品なカーリーストライプが出ています。また現行モデルでは廃止されたヘッドの突き板（化粧板）も綺麗な杢目が出ています。 古い物ですがあまり弾かれた様子も無く指板のスレも余りありません。ボディ･ネックも非常に綺麗な状態で打痕や周囲の欠けなどもほぼありません。 自分が入手した時点でペグがオリジナルから交換されており、雑な素人工作でペグ穴が大きくぐらつく状態でした。知り合いのリペア工房に依頼してペグ穴をマホガニー材で埋めて開け直し、手持ちのゴールドのペグに交換しました。同時にペグ周りのヘッド突き板が少し剥がれてしまっていたのでウッドパテで埋めてもらいました。 ネック接合、ブリッジの接着も全く問題ありません。ナット・サドル調整済みでピッチもしっかりしています。弦高は低めなので初心者にも弾きやすいと思います。 国産ウクレレの比較・資料作りのため40本以上のウクレレを所有してきましたが、さすがに置き場所が無くなってきたのでデータ収集が終わった物から新しいオーナー様にお譲りしています。 現在『FU-200』は4本あり、こちらの個体はその中でも傷が無く、杢目も美しい一番状態の良い物です。ペグ交換の件がありますので少し安めの価格設定にさせていただきました。 思い入れのあるコレクションの1台ですので値引き交渉はご遠慮ください。 状態については写真と文面でできるだけ説明しますが、すべてを網羅できるわけではありません。気になる点は事前にお尋ねください。 商品情報 カテゴリ 楽器 › ウクレレ › ソプラノウクレレ ブランド FAMOUZ