白鷹御召は山形県で生産されている縦緯絣です。絣括りは、板締めで行われます。溝を彫ったブナ材の薄い絣板に糸を巻き付け、平らなもう1枚の板を重ねてきつく締めあげます。これをいくつも重ねて、ボルトのついた押し木でさらに締め、「染め舟」という台の上に乗せて、熱した染料を注ぎます。これは別名「ぶっかけ染」とよばれる染め方で、板をほどくと溝の部分の糸が染まって、絣糸が出来上がります。 絣糸の設計は、板大工が方眼紙に図案を引き、それを分解して絣板の溝を彫ります。この板大工の仕事も、板に糸を巻いて絣を染める染めも、絣柄を合わせながら織る織りも、熟練の技なしではできないものです。 お着物の状態はとても綺麗です。襟裏もシミ等ありません☺︎ 着物の寸法はどこを測れば良いのか詳しく分かりませんが、縦156センチ、横幅57センチです。 着る機会がない為、どなたかに着て頂きたいです☺︎ かなり希少な白鷹お召しの麻柄のお着物です。 知り合いの呉服屋さんには持っていて間違いないお品だとお墨付きを頂きました。これほど緻密な模様を織り上げられる織子さんはもう居ないかもしれませんね。 価値は上がるばかりなので、正直出品も迷っていて、もしかしたら早期終了するかもしれません。 画像最後は白鷹お召の特徴であるループ状の耳がわかるお写真です。（裏があり分かり辛いですが、中央部）