キリンビールが”麒麟”ブランド誕生100周年を記念して、1979年から1年ごとに世界各地の名窯に依頼し数量限定で作られたオリジナルのビアマグです。 定価は一つ2〜3万円。 食器としては未使用ですが、ガラス棚の中に長期で飾っていました。金属部分や底に黒ずみなどあります。 写真左から ①1980年 フッチェンロイター 1814年、ドイツ初の私企業陶磁器メーカー。絵付師カルル・マグヌス・フッチェンロイターの熱意が、時の王バイエルン国王の心を動かし、王立以外初の開窯。ヨーロッパ最大級の磁器メーカー。 ②1981年 アビランド 1842年に創立、白磁のリモージュ焼きに施した斬新な絵付けで脚光を浴び、創立者のダビッド・アビランドは「リモージュの父」と謳われる。3代目のウィリアムズの時代に、秘伝とされた中国青磁の色を作り出すことに成功、白磁と青磁の両方を生み出す窯として、名声を高める。フランス屈指の窯。 ③1982年 ビングオーグレンダール 1853年に設立。王立のロイヤルコペンハーゲンと技術を競い、デンマークの陶芸界を牽引した窯。白地に鮮やかなコバルトブルーで描き出す絵画的な絵付けで、独自の世界を展開。一つひとつの作品に、伝統の製法を守り続ける職人の誇りを込めたサインが施されている。 ④1983年 リチャード・ジノリ イタリアで最古の名窯、1735年にフィレンツェ郊外の村で設立。創始者カルロ・ジノリ侯爵は、鉱物学に造詣が深く、自ら磁土や顔料、彩色を研究し、イタリアで初めての磁器を完成。白磁の輝くような白さは、“トスカーナの白い肌”と絶賛され、今も世界中の憧憬を集めています。代表作の“イタリアン・フルーツ”は、当時からのロングセラー。 ⑤1985年 ロイヤルコペンハーゲン デンマーク王室がその威信をかけて育てあげた名窯。王立磁器窯となった1779年から経営が民間に委ねられる1868年までは、この窯の磁器は王室だけが手にできるものであった。「王冠と3本の波」のマークと商品番号、手描きの絵付けを施したペインターのサインから成るバックスタンプは、一つひとつが一点ものである証。「唯一最高のものしか求めない」という王室伝統の精神は、ロイヤルコペンハーゲンの作品の中に、今なお受け継がれている。 #kirin beer mug collection #ジョッキ #ビール